ハワイのフォトウェディング:撮影の許可、時期、挙式との組み合わせ方

Shortlist Wedding 編集部最終更新日

ハワイのフォトウェディングは、式は挙げずに、ドレスとタキシード姿の写真をハワイで撮影するスタイルです。日本で挙げる結婚式の前撮りとして撮る人もいれば、式を挙げない代わりに写真だけを残す人もいます。

準備は挙式より身軽ですが、撮影場所によっては州の許可が関わります。この記事では、ハワイ州フィルムオフィスなど公的機関の情報をもとに、撮影許可の仕組み、時期の選び方、カメラマンに確認したいことを整理します。

フォトウェディングと挙式の違い

フォトウェディングは撮影だけなので、ハワイ州の婚姻許可証は使わず、法律上の結婚とは関係がありません。ハワイ州保健局は、婚姻許可証を「結婚を行うことを認めるもの」と説明しており、ハワイ州法上の結婚を成立させるには、許可証を取得したうえで、州の免許を持つ司式者のもとで式を挙げる必要があります。

撮影の合間に誓いの言葉を交わすような演出を入れても、それだけで法的な結婚になるわけではありません。ハワイで法律上も結婚したい場合は、海外での婚姻届とハワイの法的婚姻で手続きを確認してください。式も含めて検討するなら、ハワイ結婚式の完全ガイドが全体像をつかむ入り口になります。

撮影場所と許可の仕組み

ハワイ州フィルムオフィスは、ウェディングやエロープメント(ふたりだけの挙式)の撮影について、許可の考え方を案内しています。ポイントは「撮影」と「セレモニー」で許可が分かれていることです。

撮影の許可

  • ウェディングの写真撮影と映像撮影には、州のオンライン許可「O+A ePermit」を取得できます。
  • O+A ePermitは撮影だけを対象とする許可で、セレモニーやエロープメントそのものは対象外です。
  • セレモニーは私有地で行い、そのあとビーチで写真を撮る場合も、撮影の許可が必要です。

セレモニーをともなう場合の許可

  • 州のビーチや、貸付などが設定されていない州の海岸でのセレモニーには、州土地天然資源局のWIKI Permitが必要です。WIKI Permitの要件を満たしていれば、州の撮影許可は別途必要ありません。
  • 州立公園でのウェディングやエロープメントには、州立公園の特別使用許可(SUP)が必要で、申請は45日前までに行います。
  • 州土地天然資源局の土地管理部門が管理するビーチでは、アーチを設置できません。州立公園のビーチでは、SUPの審査の中で個別に判断されます。
  • 郡が管理するビーチでは、郡の公園許可窓口での許可が必要です。

許可が不要なケースと、撮影できない場所

フィルムオフィスによれば、個人的な利用のためだけの撮影や、私有地の中での撮影には撮影許可は必要ありません。また、商業撮影が禁止されている場所として、カウアイ島ハエナのヘイアウ(神殿跡)、オアフ島のイオラニ宮殿、王家の霊廟(ロイヤル・モーソリアム)、ワシントン・プレイスの4か所を挙げています。

カメラマンに確認したいこと

許可を誰が手配するのかは、依頼先によって異なります。プロのカメラマンや撮影会社に依頼する場合は、見積もりの段階で次の点を確認しておくと安心です。

  • 撮影予定の場所は、州、州立公園、郡、私有地のどれにあたるか
  • その場所に必要な許可を誰が取得し、料金に含まれているか
  • 撮影時間と、移動を含めた拘束時間
  • 雨や強風のときの代わりの場所と、日程変更の条件
  • 納品されるデータの点数、補正の範囲、納期

費用の考え方はハワイ結婚式の費用の内訳、撮影場所としてのビーチやガーデンの特徴はハワイの結婚式場の選び方で整理しています。

撮影の時期と場所の選び方

乾季と雨季

ハワイ州観光局は、5月〜10月を夏(乾季)、11月〜4月を冬(雨季)としています。米国立気象局ホノルル事務所は、最も多くの雨をもたらすのは10月〜4月の冬の嵐だと説明しています。屋外での撮影が中心になるフォトウェディングでは、季節によって予備日の考え方を変えるのが現実的です。

島のどちら側で撮るか

米国立気象局によれば、貿易風を受ける風上側は雨が多く、風下側は晴れて乾燥しやすい傾向があります。ハワイ州観光局も、ハワイ島のヒロ付近は非常に雨が多い地域である一方、コナ空港がある西側は晴天の日が多い乾燥した気候だと紹介しています。撮影場所を選ぶときは、景色だけでなく島のどちら側にあるかも確認しましょう。

ハリケーンシーズン

ハワイ州緊急事態管理庁によれば、ハワイのハリケーンシーズンは6月から11月で、過去の傾向では8月と9月がピークです。この時期に撮影を予定する場合は、天候による日程変更の条件を事前に確認しておくと安心です。

月ごとの詳しい考え方はハワイの雨季と挙式の時期で解説しています。

衣装と持ち物

ハワイ州観光局は、日焼け止めを必需品とし、サンゴ礁にやさしい日焼け止めの使用を呼びかけています。また、冬季(11月〜4月)は朝夕や夜間に気温が下がるため、薄手の羽織りものがあると便利です。

ドレスで砂浜を歩く撮影では、移動用の履き慣れた靴、汗や海風で崩れたメイクを直す道具、ドレスの裾を守る大きめのバッグがあると撮影が進めやすくなります。日本から衣装を持ち込む場合は、しわを伸ばす方法も考えておきましょう。

日本での挙式と組み合わせる

フォトウェディングは、日本での挙式や入籍と組み合わせやすいのが利点です。たとえば、日本で入籍と挙式を済ませ、新婚旅行を兼ねてハワイで撮影する方法があります。反対に、ハワイで撮影した写真を、日本で開く披露宴やパーティーで紹介する方法もあります。

家族を同行する場合は、撮影の時間帯や移動手段を共有しておくと当日の動きがスムーズです。海外での結婚式全体の考え方は海外挙式の基本にまとめています。

よくある質問

家族が自分のカメラで撮るだけでも許可は必要ですか

ハワイ州フィルムオフィスによれば、個人的な利用のためだけの撮影には撮影許可は必要ありません。一方で、ウェディングの撮影をプロに依頼する場合は、撮影場所に応じた許可が関わります。私有地でセレモニーを行い、そのあとビーチで撮影する場合も、撮影の許可が必要だと案内されています。

前撮りとフォトウェディングは何が違いますか

どちらも撮影が中心ですが、前撮りは日本で挙げる結婚式の前に撮るものを指すことが多く、フォトウェディングは式を挙げずに写真を残すスタイルを含む広い言い方です。ハワイでの撮影という点では、必要な許可や時期の考え方は同じです。

ハワイで法的に結婚し、そのあと撮影することはできますか

できます。婚姻許可証を取得して州の免許を持つ司式者のもとで式を挙げ、そのあとに撮影の時間を設ければ、法的婚姻とフォトウェディングを同じ滞在中にまとめられます。この場合は、セレモニーと撮影のそれぞれについて、場所に応じた許可が必要かどうかを確認してください。

このガイドについて

Shortlistは英国を拠点とする独立したウェディング情報サイトです。ハワイのカメラマンや撮影会社とは提携していません。許可の仕組みは、公的機関の一次情報で確認できた範囲で記載しています。ハワイ関連の記事はハワイ結婚式ガイドのトップにまとめています。

参考情報・出典

最終確認日:2026年10月23日。手続きや料金は変更されることがあります。必ず公式情報をご確認ください。

出典

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