ハワイ結婚式の費用:内訳の整理と見積もりの読み方

Shortlist Wedding 編集部最終更新日

「ハワイで結婚式を挙げると、結局いくらかかるのか」。準備を始めたカップルが最初に知りたいのは、おそらくこの一点です。ただ、ハワイ結婚式の総額は、人数、島、会場、衣装、撮影の内容、旅行の日数によって大きく変わります。公的機関が公表している平均額の統計も確認できなかったため、当サイトでは「相場」の数字は載せていません。

その代わりに、この記事では費用を「金額が公表されている公的な費用」と「プランの選び方で変わる費用」に分け、見積もりを比べるときに確認したい点を整理します。総額の目安を探すより、内訳を自分たちで組み立てられるようになるほうが、予算の判断はずっと正確になります。

費用は大きく2種類に分かれる

ハワイ結婚式の費用は、次の2つに分けて考えると整理しやすくなります。

  • 公的な費用:婚姻許可証や婚姻証明書の手数料、入国のための電子渡航認証など、行政機関が金額を公表しているもの。手数料そのものは、誰が手配しても変わりません。
  • プランで変わる費用:挙式料、会場使用料、衣装、写真、花、会食、送迎、渡航費、宿泊費など。選び方次第で大きく上下します。

総額の大半を占めるのは後者です。ただし前者は、払い戻しができないものや期限があるものが多いので、金額は小さくても扱いには注意が必要です。

金額が公表されている公的な費用

以下は、発行元が公表している金額です。為替換算はせず、発行元の表記どおりに記載しています。

項目金額発行元補足
ハワイ州 婚姻許可証65.00ドル(申請料60ドル+ポータル利用料5ドル)ハワイ州保健局返金不可。法的婚姻にする場合のみ必要
ハワイ州 婚姻証明書(1通目)10.00ドルハワイ州保健局総領事館への届出には原本が必要
同(追加1通ごと)4.00ドルハワイ州保健局予備を持っておく場合に
一般管理手数料2.50ドルハワイ州保健局証明書の請求時にかかる
ESTA(電子渡航認証)40.62米ドル(新規申請1件)米国税関・国境警備局有効期間は承認から2年間かパスポートの有効期限までの、いずれか早いほう
州管理の海岸での挙式許可1平方フィートあたり10セント、最低20.00ドルハワイ州土地天然資源局返金不可。公開されている条件書(2016年1月改訂版)による

婚姻許可証のオンライン申請は申請日から1年間使えますが、使わなかった申請も返金されません。挙式日が固まらないうちに急いで申請する必要はありません。

州管理の海岸で挙式する場合は、許可料とは別に、1件あたり50万ドル、総額100万ドルの賠償責任保険の証明書が求められます。保険の費用は条件によって異なるため、ビーチ挙式のプランを比べるときは、許可の取得と保険が料金に含まれているかを確認してください。

プランで変わる費用と、見積もりで確認したいこと

プランで変わる費用は、項目ごとに「何が含まれているか」を確認すると比較しやすくなります。

挙式料・会場使用料

チャペルやガーデンなど会場の使用料と、挙式の進行にかかる費用です。使用できる時間の長さ、リハーサルの有無、雨天時に屋内へ切り替えられるかを確認します。

司式者

ハワイ州で法的婚姻にする場合、司式者は州の免許を受けている必要があります。プランに含まれる司式者が州の免許を持っているかは、金額と同じくらい重要な確認点です。

手続きのサポート

プランに、婚姻許可証の受け取りへの同行、婚姻証明書の取り寄せ、日本への届出に使う和訳文の作成といったサポートが含まれている場合は、その範囲を具体的に確認します。婚姻許可証の手数料65.00ドルや証明書の手数料が料金に含まれているのか、別払いなのかも確かめましょう。在ホノルル日本国総領事館に届け出る場合は、婚姻証明書の原本と和訳文が必要です。

衣装・ヘアメイク

レンタルか持ち込みか、試着の回数、小物や当日の着付けが含まれるかで金額が変わります。日本から衣装を持ち込む場合は、持ち込み料の有無も確認します。

写真・映像

撮影時間、撮影場所の数、納品されるデータの点数と納期が比較のポイントです。州の海岸や州立公園で撮影する場合、撮影の許可を誰が取得するのかも確認してください。

花・装飾、会食、送迎

ブーケや会場装飾、挙式後の会食、ホテルと会場の間の送迎は、プランに含まれる場合と別料金の場合があります。会食はゲストの人数で金額が大きく変わります。

渡航費・宿泊費

ふたりの航空券と宿泊費に加え、ゲストを招く場合はその負担をどうするかで総額が大きく変わります。航空券や宿泊費は時期によっても変わるため、候補日を複数出して比べると判断しやすくなります。

見積もりを比べるときの確認点

  • 通貨:円建てかドル建てかを確認します。ドル建ての場合、支払い時点の為替レートで円での負担額が変わります。
  • 税金とサービス料:見積額に税金やサービス料が含まれているかを確認します。
  • キャンセルと日程変更:解約時の規定と、天候で日程を動かす場合の扱いを確認します。公的な手数料は返金されないものが多いことも念頭に置いてください。
  • 別払いになる項目:婚姻許可証の手数料、証明書の手数料、ビーチの許可料などが見積もりに含まれているかを一つずつ確かめます。
  • 日本側でかかる準備:和訳文の作成や、日本への届出のための書類準備を自分たちで行うか、依頼するかを決めておきます。

親族だけで挙げる場合の考え方

親族だけの少人数で挙げる場合でも、費用を左右するのは人数です。会食の人数、送迎車の大きさ、ゲストの渡航費や宿泊費を誰が負担するかで、総額は大きく変わります。

ビーチで挙げる場合、州管理の海岸の許可は、カメラマンなどのスタッフを含めて最大30人まで、設営を含めて最長2時間という条件があります。親族の人数が多い場合は、ビーチ以外の会場も含めて検討するとよいでしょう。ゲストの負担について家族で話し合うときは、海外挙式の基本とハワイの結婚式の服装も役に立ちます。

費用を考える前に決めておきたいこと

費用の比較を始める前に、次の2点を決めておくと見積もりの取り方がぶれません。

  1. 法的婚姻にするか、挙式のみにするか。法的婚姻なら婚姻許可証と証明書の費用、手続きのサポート費用が加わります。違いは海外での婚姻届とハワイの法的婚姻で解説しています。
  2. 会場のタイプ。教会、ホテル、ガーデン、ビーチで、必要な許可や雨天時の対応が変わります。会場タイプごとの確認点はハワイの結婚式場の選び方で解説しています。

挙式をせず撮影だけにする場合の考え方はハワイのフォトウェディングに、準備全体の流れはハワイ結婚式の完全ガイドにまとめています。

このガイドについて

Shortlistは英国を拠点とする独立したウェディング情報サイトです。ハワイの式場や事業者とは提携していません。金額は、発行元が公表しているものだけを、発行元の通貨のまま記載しています。ハワイ関連の記事はハワイ結婚式ガイドのトップにまとめています。

参考情報・出典

最終確認日:2026年10月23日。手続きや料金は変更されることがあります。必ず公式情報をご確認ください。

出典

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